2020/07/09 10:03


これさえあればカレーができちゃう!クミン・コリアンダー・ターメリック・チリとガラムマサラ


カレーの香りといえばクミン、パクチーの種コリアンダー、ウコンことターメリック、おなじみ唐辛子チリ。


この4種でカレーができてしまうのがインドのスパイスカレーです。スパイスで作るカレーはさらさらとしたスープのようで、動物性の油脂でかためた固形のルウとは全く別のお料理となります。野菜やきのこをたっぷり食べられ、胃もたれせず、元気になる不思議な魅力があります。


食欲が湧くカレーの味と香りに欠かせないクミンはセリ科の1年草。ローリエと一緒にシードを始めに油で炒め、パウダーは後から煮込みに使います。

そっと影からいい味と爽やかな香りを効かせてくるのはパクチーとは似つかない香りを持つ種、コリアンダー。苦味がないのと、デトックス効果があると言われているので、たくさん摂りたいスパイスです。

ウコンは二日酔いや肝臓ケアのイメージですが、実は体全体の調子を整えてくれるターメリック。大切なスパイスです。苦味がありますし、たくさん摂ると、かえって肝臓に負担をかけることもあるようです。

おなじみ唐辛子は、辛味のスパイス。世界中辛みをつけるスパイスは唐辛子だけ。唐辛子には沢山の種類があります。


このシンプルな4種のスパイスにアクセントをつけるのが、ガラムマサラ。ガラムマサラはミックススパイス。言ってみれば、おふくろの味。うちのマサラ、野菜用マサラ、お魚用マサラ、あのお店のマサラ、という感じです。このマサラが最後の決めてとなるのです。インドのお母さんたちは、乾季にまとめてマサラを作ります。日本のお味噌のようですね!


あとは、しょうが、トマトと、季節のお野菜。インドでは、玉ねぎやにんにくを使わないカレーもありますし、宗教的に、根菜を食べない方もいらっしゃいます。ベジタリアンの方は、豆料理をたくさん食べています。季節の野菜を大切に楽しんで料理して食べている、インド料理にはそんなイメージがあります。


日々に楽しみを見つけるのは自分自身。私は、キッチンで見つけることが多いみたいです。